あくまで一例ですが自分の経験したことを書いておきます。
どこかで誰かの役に立ってくれれば幸いです。
このページを見て分かること
・盲腸(正しくは虫垂炎)で手術になった場合の入院から退院までの流れの一例
・痛みの具合
・入院から退院まで何日かかるか
<手術になると思ってもいなかった日>
3日間寝れば治ると思っていたおなかの右側の痛みが、4日目になっても取れない。
お腹の張りがあり、便も普段下痢気味なのに全然出ない。出ても硬い。
なので、病院にいった。
採血結果は炎症値もそれほど高くなく、特に問題なし。(コレステロールや尿酸は高かったけど…。)
念の為CTを撮っておきましょうと言われ、撮ったところ。
こんな感じ、
医師によると、糞石=便の固いやつが虫垂の根本に詰まっているとのこと。虫垂全体に炎症があるように見え、チラス(抗菌薬などで抑え込むこと)は難しく、急遽手術することに…。あれよあれよという間に体重、身長、PCR検査、心電図などをこなし、手術が決まって3時間後には手術室の中にいました。
兼ねてより、全身麻酔に抗ってみたいという欲求があったため、全力で目を開き、こらえたつもりでしたが、、、
気づいたら抜管されて、「息して、息して!」という声が聞こえて来ました。そして、ベッドで病室に運ばれていきました。記憶はおぼろげですが、手術直後はあまり痛くなかったと思います。
医師からは手術している間に糞石が移動したため予定よりも切除する部分が少なくなったこと、傷口はへその傷だけで済んだことを説明されました。そして、虫垂自体はたらこのようになっていて、もう少し虫垂炎に気付くのが遅かったら破裂していたかもしれないと言われました。
因みに破裂すると便が腸の外に出ていくことになるので、お腹の中を洗ったり、術後に熱が出たり、場合によっては命の危険もあったみたいです。汗
しばらく経って看護師さんが来て、最初に立って歩くときは呼んでくださいねと言われ、ちょうどトイレ(小)に行きたかったので、その場で立って歩いてみることに。
すると、さっきまであまり痛くなかったことが嘘のようにへその傷が痛い。
包丁で刺されたらこんな感じかなと思うほど痛い。
腸が飛び出そうなぐらい痛かったですが、やせ我慢して、おりゃ!!!って起きて歩きました。
トイレから戻りベッドサイドに座ってみましたが、冷や汗をかくほど痛い。冷や汗でびしょびしょに。息も吸いづらい感じで、いかに普段の生活で腹筋を使っているかを文字通り痛感しました。
背中から硬膜外麻酔という麻酔薬が投与されていたのですが、え?これ本当に効いてる?っていうぐらいの痛さ。痛い時に麻酔薬を追加できるボタンが付いているのですが、押しても少し気持ち悪くなるぐらいで、痛みには効果なし。
鎮痛薬の点滴も打ってもらいました(アセリオって書いてあった気がします)が、少し良くなった気がしたぐらいでした。
<術後1日目>
朝起きて身体を起こそうとすると、変わらず激痛。昨日からあまり変わらない印象。
回診では、おならも出ていなく、腸もあんまり動いていないのかもとのことで、ご飯はお預けに。
水は飲んでいいとのことだったので、ポカリスエットや水を飲みまくって過ごしました。
<術後2日目>
朝起きると、お腹の痛みは昨日までとは打って変わってかなり良くなっていました。特に痛み止めを追加したわけでもないのにです。不思議。
回診で、まだおならが出ていないこと、麻酔薬が腸の動きを悪くする場合があるとのことから、麻酔薬を抜くことに。その代わり、痛み止めの飲み薬を出してくれました。そして、昼からご飯を出すと言われました。
すると、腸を動かすために病棟を歩き回ったのが良かったのか、麻酔薬を抜いたのが良かったのか。おならも便も出てきました。
昼食は丸2日食べていなかったこともあり、今思えば味気ない病院食でしたが、おいしく全部食べてしまいました。
<術後3日目>
この日もあまりお腹は痛くなくスタート。回診で、医師から退院できそうだったら帰っていいよと言われました。多少痛みはありましたが、生活に支障はなく、便もしっかり出ていたので退院することに。退院処方はありませんでした。
<まとめ>
そんなこんなで、虫垂炎で臨時手術になった一例を御覧いただきました。
痛みに関しては手術した日と術後1日目までは冷や汗をかくほど痛かったけど、術後2日目からはだいぶ楽になりました。
入院は手術から退院まで4日間でした。
経過がだいぶ良かったので、超短期間での退院となりました。傷口もほとんど目立ちません。
もう少し病院に行くのを我慢していたらもっと大変なことになっていたんだろうな…。
その後ですが、傷が膿んでしまい、外来で一度処置してもらいましたが、その後は特に問題なく過ごせています。
傷が膿むことも多々あるとの事なので、やっぱり全体的に見ると経過は良かったのかなと思います。
コロナ禍で大変な中、対応してくださった病院スタッフの皆さん本当にありがとうございました。
今回はここまで。
最後までご覧くださりありがとうございました。
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